作業療法士監修だからこそできる、ピラティス指導がある
―「動き」を診る専門家がサポートする、安心で効果的なピラティス―
今回は、作業療法士がピラティスでの動きをサポートする魅力や違いについてご紹介します。
「作業療法士(OT)」という医療・リハビリテーションの国家資格を持つスタッフがサポートすることで、単に「身体を動かす」だけではない、お一人おひとりの身体の状態や日常生活まで考えた、深いサポートが可能になります。
「動き」と「生活」を診る作業療法士
作業療法士は病院やクリニック、介護施設などで、病気やケガをした方が「その人らしい生活」を取り戻せるようサポートする専門職です。
リハビリテーションの現場では、単に筋肉や関節の状態だけを見るわけではありません。
・仕事をするときの身体の使い方や姿勢
・家事や育児での身体への負担
・日常生活の中で繰り返している動作
・無意識についている身体のクセ
など、「その人が実際にどのように身体を使って生活しているのか」まで深く分析します。
この「生活の中の動きまで見る」という視点は、ピラティスでのサポートにおいても大きな強みになります。ただエクササイズを正しく行うことだけを目標にするのではなく、「その動きが日常の生活でどう活かされるのか」まで考えてアプローチできるからです。
「この動き、合っている?」に根拠を持って答える
ピラティスを始めたばかりの方からよく聞かれるのが、「この動きで合っているのかな?」という疑問です。
動画や写真を見ながら同じポーズをとっていても、身体の状態や得意・不得意は一人ひとり違います。見た目は同じように見えても、実際には別の筋肉で無理に頑張っていたり、関節に余計な負担がかかっていたりすることも少なくありません。
作業療法士は、どこが動きにくくなっているのか、どの部分をかばって動いているのかといった「代償動作」を身体の仕組みに基づいて確認します。だからこそ「みんなと同じ動き」を目指すのではなく、その人の身体に合わせて動き方や姿勢、負荷を的確に調整できるのです。
不調や運動への不安がある方にも
「腰に不安があるけれど大丈夫?」「昔ケガをしたけれど運動していいの?」「運動が苦手でレッスンについていけるか心配……」
このように、身体の不調や過去のケガ、運動への苦手意識から、ピラティスを始めることに不安を感じる方も少なくありません。
そんな方にも、作業療法士の知識と経験を活かしたピラティスは非常に安心感のある選択肢となります。身体の状態を確認しながら負担の少ないポジションを設定し、無理のない強度からスタートします。また、必要に応じて医療機関への相談をおすすめするなど、医療知識があるからこその安全な判断も大切にしています。「身体に不安があるからこそ、安心して始めたい」という方に寄り添えることも、大きな魅力の一つです。
「鍛える」だけではなく「正しく使える身体」へ
ピラティスというと、「体幹を鍛える」「お腹を引き締める」というイメージを持つ方が多いかもしれません。
もちろん筋力を高めることも大切です。しかし、身体の不調や姿勢の崩れは、単純に「筋力が足りない」ことだけが原因とは限りません。本来使いたい筋肉がうまく働かず、別の筋肉が頑張りすぎているといった「身体の使い方」の問題が関係していることも多いのです。
ピラティスでは、「どの筋肉を、いつ、どのくらいの力で使うのか」を意識しながら丁寧に身体を動かします。ただ筋肉を鍛えるのではなく、自分の身体を感じながら正しく動かすことで、日常生活の中でも無理のない身体の使い方を身につけていくことができます。
「納得して身体を動かす」ピラティスを
「なぜ、このエクササイズをするんだろう?」「この動きは自分の身体にどう関係しているのかな?」
Caliaでは、ただ動きを真似してもらうだけではなく、「なぜこの動きをするのか」をできるだけわかりやすくお伝えすることを大切にしています。自分の身体が今どのような状態なのかを理解し、納得して動かすことで、レッスンそのものが「自分の身体を知る貴重な時間」に変わっていきます。
ピラティスは、ただ身体を鍛えるためだけのものではありません。自分の身体と向き合い、今の自分に必要な動きを知り、これからの毎日をより快適に過ごすための身体づくりです。
「運動はしたいけれど、身体のこともきちんと考えたい」
「自分に合った方法で、なんとなくではなく理解しながら続けたい」
そんな方にこそ、作業療法士の知識とピラティスを組み合わせたレッスンを体験していただきたいと思っています。
あなたの身体は、あなた自身が一番長く付き合っていくもの。だからこそ無理なく、楽しく、そして自分の身体を大切にしながら。ピラティススタジオCalia(カリア)は、一人ひとりの「なりたい身体」と「なりたい毎日」に寄り添うピラティスをお届けします。
この記事を書いた人
マシンピラティススタジオCalia(カリア)トレーナー
作業療法士 重田
プロフィール:総合病院にて作業療法士として勤務。急性期から回復期まで、さまざまな疾患や身体機能の課題を抱える方のリハビリテーションに携わる。一人ひとりの身体機能や動作を専門的な視点から評価し、「できないこと」だけを見るのではなく、その方が望む生活や、その人らしい毎日を取り戻すための支援に取り組む。病院で培った解剖学・運動学・リハビリテーションの知識と経験を活かし、現在はピラティスを通じて、姿勢や身体の使い方、日常生活での動きやすさのサポートを行っている。